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アンチ・エイジング(抗加齢)

1993年に、アメリカで7人のドクターによってスタートしたアメリカ抗加齢学会(American Academy of Anti―Aging Medicine=A4M)は、いまではメンバーが7,000人を超える団体となり医学会から注目されていますが、日本でも、2003年4月に日本抗加齢医学会(理事長:水島裕聖マリアンナ医大名誉教授)が発足しました。
現在では医師や研究者を中心とした2,000人を超えるメンバーが、それぞれの活動を続けています。

エージング(Aging)とは、「老化」や「加齢」のことですので、アンチ・エイジング(Anti―Aging)は「老化や加齢に対抗する=抗加齢」という意味になります。

ところで、アンチ・エイジングの究極は不老長寿ということになりましょうか。これに関連して、東京都老人総合研究所では「寿命遺伝子を操作すれば、人間の寿命を最長で180歳程度まで延ばす長寿薬を作れる」らしいと発表しています。

また、ある研究所によれば、若返り遺伝子を突き止めることに成功したことにより、人間が死ぬ直前まで若さを保てることが可能になったといわれます。もし人間が病気にかからず老化しなかったとしたら、男性は900年、女性は2,400年も生きられる、と計算した学者もいます。

アメリカではアンチ・エイジング・メディスン(抗加齢医学)の研究も、ますます盛んになっていますが、日本においても「健康で長生きする」ことを目的とした「抗加齢クラブ」という健康講座を定期的に開催している病院もあります。ここの担当医師は、抗加齢医学を「生理的な加齢を遅らせる医学」と定義づけています。

抗加齢医学の目的は、単に命を長らえることではなく、年をとっても介護を必要としない、寝たきりにならない、ガンやボケを予防する、の3つです。

そのためには、まず骨や筋肉、血管、神経の年齢を測定(アンチエイジングドック)して老化度を評価し、これに合わせて治療することが必要です。その基本は、食事、運動、精神の3療法です。

食事については、加齢を早める最大要因である活性酸素の働きを抑えるために、野菜や果物などの抗酸化食品を中心に摂ること。運動については、ウォーキングのような軽い運動と軽い筋肉トレーニングを続けること。

精神については、好奇心を持って前向きに生きる姿勢がストレスをコントロールしボケ防止にもつながるので、趣味や楽しみを見つけてそれを続けること。

これら3療法は、これといって難しいことではありません。治療と言うよりも、むしろ自分でできる予防といった方がいいかもしれません。抗加齢医学への関心と期待は、今後ますます高まっていくものと思われます。